2006年09月11日

Keep up!!トマス・キッドシリーズ続行にご協力下さい!

《トマス・キッドシリーズとは?》

みなさま、早川書房から出版されているイギリス海軍水兵の
物語、「トマス・キッド」シリーズ(ジュリアン・ストック
ウィン著・大森洋子訳)をご存知でしょうか?
イギリス海軍が舞台となった小説といえば、有名な「ホーン
ブロワー」「ボライソー」シリーズなどは、愛読なさってる
方も多いと思います。

Kydd series, brown.jpg

フランス革命後の、激動の西ヨーロッパ。イギリスと革命フラ
ンスそしてスペインが三つどもえとなり争っていた、しかし帆
船の黄金期ともいえる・・・この時代の、イギリス海軍が舞台と
なっています。主人公の、カツラ職人だったトマス・ペイン・
キッドは、ある日海軍の強制徴募隊(プレスギャング)に捕
まり、無理やり戦列艦へと連れていかれます。
現代であれば「誘拐」という立派な?犯罪になるわけですが、
戦時のイギリスでは常時不足していた水兵の確保に、こういっ
た手段が認められていました。

canons, Victory.jpg
キッドの時代の英国戦列艦<HMS ヴィクトリー>の砲列

一介の水兵だったキッドは、やがて自らの運命を受けいれ、誰
もが認める素晴らしい海の男へと変貌を遂げます。そして天性
の資質の良さと幸運に恵まれて、一つずつ昇進の階段を登り始
めるのです。現在発行されているシリーズ5巻目では「海尉」。
最終的には「提督」にまで登りつめる予定とのこと。

実際にイギリス海軍では、水兵から昇進して最終的に提督に
までなった人が3人実在したそうですが、厳しい階級社会のこ
の時代、彼らの人生は、並たいていのものではなかったことで
しょう。キッドの海軍での活躍を描いたこの小説も、山あり谷
あり。海での生活がとても緻密に描かれていて、興味は尽きま
せん。

《キッドシリーズ、ピンチ!》

しかしこの「トマス・キッド」シリーズが、今大ピンチ!
出版元の早川書房が、シリーズなかばで発行を打ち切る可能性
が高いというのです。
日本では帆船を扱った冒険小説がイマイチ売れない、など色々
とビジネス上の問題も推測されますが、我々帆船ファンとして
はそこを押して!是が非でもシリーズが続行されるのを期待し
たいところです。

Grand Turk, messroom.jpg
キッドの時代、水兵たちは大砲のあるデッキで食事をしたり
睡眠をとったりしていました。写真はBBC制作テレビドラマ
「ホーンブロワー」に出演した<グランド・ターク>の砲列甲板

そこで上記の紹介を読んでご興味を持って下さった皆様に、
SFからお願いがあります。
皆様から出版元の早川書房に「トマス・キッドシリーズの続行
を希望します」と、メールでリクエストしていただきたいので
す。もちろん、すでに本をお持ちの方は、まわりのお友達にす
すめるなど、積極的な「広報活動」もお願いできれば、と思い
ます。

私達の愛する海洋冒険小説の火が絶やされないよう、みんなで
「トマス・キッド」を応援しましょう!!
メールは⇒こちらへ。
クリックするとハヤカワ書房へのメールフォームが開きます。
早川書房のサイトで「キッドシリーズ」もチェック☆

Kydd no.5.jpg
最新刊の5巻「新任海尉、出港せよ」。シリーズを飾る表紙絵は
イギリス海洋画協会会長、ジェフ・ハントによる素晴らしい
イラスト***
posted by salty friends at 03:08| Comment(1) | TrackBack(0) | SaltyFriendsのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もトマスキッドが大好きです
Posted by 大塚英夫 at 2013年01月23日 18:37
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